「次の旅行は、ちょっと贅沢に美味しいものを食べに行きたい」 「でも、普通の温泉旅館やホテルは飽きてしまった…」
そんな旅慣れた大人のあなたに、今、北陸・福井県で最も注目されている宿があります。 それが、「オーベルジュほまち 三國湊(みくにみなと)」です。
2024年1月に開業し、北陸新幹線の延伸とともに話題沸騰。さらに「ミシュランガイド ホテルセレクション2025」にも選出された実力派です。
しかし、この宿は少し特殊です。 「分散型ホテルって何?移動が大変そう…」 「古民家って寒くないの?」 「実際の料理の評判はどうなの?」
そんな疑問や不安を持つ方も多いはず。 そこでこの記事では、実際に宿泊した人のリアルな口コミを徹底検証し、「オーベルジュほまち 三國湊」の全貌を分かりやすく解説します。
>>楽天トラベルでオーベルジュほまち 三國の詳細を見てみるそもそも「オーベルジュほまち 三國湊」とは?コンセプトを解説
まずは、この宿がなぜ「新しいスタイルの旅」と言われるのか、その仕組みを解説します。
「分散型ホテル」と「オーベルジュ」の定義
初心者の方にも分かりやすく、専門用語を定義します。
オーベルジュ(Auberge)
フランス語で「宿泊施設を備えたレストラン」のこと。
温泉や観光がメインではなく、「その土地の美味しい料理を食べるために泊まる」という、美食家向けの宿です。
分散型ホテル
通常のホテルのようにフロント、客室、レストランが1つの大きな建物に入っているのではなく、町の中に点在しているスタイルのこと。
「オーベルジュほまち 三國湊」では、フロント棟、レストラン棟、そして9棟16室の客室棟が、三國湊の町中に散らばっています。

[フロント棟] ---徒歩・送迎--- [客室棟(古民家)] ---徒歩--- [レストラン棟]
つまり、「三國湊の町全体を一つのホテルに見立てている」のです。
廊下は「町の通り」、ロビーは「町の広場」という感覚です。
名前「ほまち」に込められた素敵な意味
「ほまち」という少し変わった名前には、港町ならではの歴史があります。
かつて三國湊は北前船(きたまえぶね)の交易で栄えました。
船乗りたちが、良い風が吹くのを待つ「帆待ち」の時間を利用して商売をし、そこで得た収益を「ほまち」と呼んでいました。
そこから転じて、三國では「ご褒美」や「へそくり」のことを「ほまち」と呼ぶようになったそうです。
この宿には、現代の忙しい日々を送るあなたにとって、ここでの滞在が「最高のご褒美(ほまち)」になるように、という願いが込められています。
【口コミ検証①】食事の評判は?巨匠・吉野建シェフのフレンチ
オーベルジュの主役は、何と言っても「料理」です。口コミでも最も評価が高いのがこのポイントです。
タテルヨシノ 三國湊の料理と特徴
メインダイニングとなるのは、フレンチの巨匠・吉野建(よしのたてる)氏がプロデュースする「タテルヨシノ 三國湊」です。
吉野シェフは仏・日両国のミシュランガイドで星を獲得した経歴を持つスターシェフです。
コンセプトは「大地の料理(テロワ)」。
福井県産の食材に徹底的にこだわり、以下のような食材が使われます。
- 越前がに(冬期)
- 甘エビ、若狭牛
- 三国産らっきょう、地元の野菜
「人生で一番美味しい」の声も!実際の食事の口コミ
実際の口コミを見てみると、そのクオリティの高さに驚く声が多数寄せられています。
味に関しては絶賛の声が圧倒的ですが、高級フレンチの経験豊富な一部の方からは「期待値が高すぎた」という意見も見られました。
また、朝食もブッフェではなく、ディナーのように一品ずつ提供されるコース仕立てのスタイルです。
その点を理解した上で、ゆったりとした時間を楽しむ心づもりで行くのが良さそうです。
冬限定「越前がに」プランの魅力
冬(11月〜3月)に訪れるなら、「越前がに」のコースは外せません。
皇室献上蟹の産地としても知られる三国港。その中でも最高級品質のカニを、フレンチの技法で味わう体験は、他では味わえない贅沢です。
カニのリゾットやスープなど、和食とは違ったアプローチで楽しめます。
【口コミ検証②】客室の評判は?町家リノベーションの快適性
「古民家」と聞くと、「古くて寒いのでは?」「水回りはきれい?」と心配になりますよね。
歴史的建築「かぐら建て」とモダンな内装
客室は、江戸〜明治期の伝統的な「かぐら建て」などの町家や蔵をリノベーションしています。 外観は歴史的な風情を残していますが、内装は完全に現代的です。
【設備の一例】
• IHコンロ付きキッチン
• ドラム式洗濯乾燥機
• 床暖房・エアコン完備
• こだわりの高級ベッド など
まさに「暮らすように泊まる」ことができる設備が整っています。

実際に泊まった人の感想(広さ・設備・清潔感)
【ここがポイント!】
注意点は「バストイレ別ではない部屋がある」ことと「温泉ではない」ことです。
客室のお風呂は檜風呂など趣向が凝らされていますが、温泉ではありません。
温泉に入りたい場合は、車で約10分の「三国温泉ゆあぽ〜と」などを利用する必要があります。
また、水回りの構造が気になる方は、予約時に「バス・トイレ別」の部屋タイプ(例:立湧など)をよく確認することをおすすめします。
【口コミ検証③】移動は大変?「町歩き」の楽しみと注意点
分散型ホテルの最大の懸念点は、フロント・客室・レストラン間の「移動」です。
フロント・客室・レストラン間の移動について
チェックインは「フロント棟(NTT三国局舎ビル)」で行います。
そこから客室までは、スタッフの先導で移動します(送迎または徒歩)。
天候や季節による口コミの違い
🌞 晴れの日・気候が良い時
「町歩きが楽しかったし、隣近所の生活振りがそのまま見て取れて風情ありまくり。
レストランとの往復歩きも素晴らしい」 「周辺の散策を楽しみながら移動出来ました」
☔ 雨・夜・酷暑の時
「やはり食事のために外に出るのは億劫かも。しかも服はスマートカジュアル指定」
「夜は真っ暗で静まり返っています。女性同士ですと少し怖いかもしれない」
「雨降りでしたので、レストランへの送迎もありがたかったです」
【対策アドバイス】
レストランへは「スマートカジュアル」のドレスコードがあります。
石畳の道を歩くこともあるため、ピンヒールなどは避け、歩きやすいおしゃれな靴を選ぶのが正解です。
また、雨の日や暑い日、足腰に不安がある場合は、遠慮なく送迎サービスをお願いしましょう。
スタッフは快く対応してくれます。
三國湊を楽しみ尽くす!アクティビティと周辺観光
「宿にこもる」だけでなく「町を楽しむ」のがこの宿の醍醐味です。
宿が提供する独自のアクティビティ
宿泊者は、北前船の文化を感じられる体験プログラムに参加できます。
提灯づくり・三味線体験: 地元の職人から直接教わることができます。
• 調理体験: 北前船ゆかりの昆布を使った出汁文化を学べます。
• 三國神社 特別祈祷: 歴史ある神社での厳かな体験も可能です。
一休.comで宿が提供する独自のアクティビティの内容を見てみる
一休.comで宿が提供する独自のアクティビティ付の予約状況を見てみる
周辺のおすすめ観光スポット
• 東尋坊: 車で約10分。世界的にも珍しい断崖絶壁の景勝地。
• 旧森田銀行本店: レトロな洋風建築で、内装の漆喰模様が見事です。
• 食べ歩き: 「三國バーガー」や「酒まんじゅう」など、地元グルメも充実しています。
まとめ:オーベルジュほまち 三國湊はどんな人におすすめ?
最後に、この宿が「合う人」と「合わない人」を整理します。
おすすめできる人
• 美食を何よりも重視する人(吉野シェフのフレンチは間違いなし!)
• 歴史的な町並みや古民家の雰囲気が好きな人
• プライベート感を重視し、別荘のように過ごしたい人
• スタッフや地元の人との程よい距離感の交流を楽しめる人
おすすめできない人(注意が必要な人)
• 館内ですべて(食事・大浴場・売店など)を完結させたい人
• 温泉(大浴場)がないと満足できない人
• 雨の日や寒い日に外を歩くのがどうしても嫌な人
• バリアフリーを最優先する人(古民家の構造上、段差がある場合があります※バリアフリー対応の客室「分銅」もあり)
予約時のポイント
部屋タイプによって、内装のテーマや設備(お風呂の広さや配置)が大きく異なります。
「一人旅」「カップル」「家族連れ」など、目的に合わせて部屋を選ぶのが、満足度を高める秘訣です。
「オーベルジュほまち 三國湊」は、単なる宿泊施設ではなく、三國湊という歴史ある町の「住人」になれる特別な場所です。
次の休みは、美味しいフレンチとノスタルジックな町歩きで、自分への「ご褒美(ほまち)」時間を過ごしてみませんか?
>>楽天トラベルでオーベルジュほまち 三國の詳細を見てみる